【札幌市北区】気になる人気メニューランキングや新店情報も! デカすぎ海鮮丼が見出す、デリバリー需要増の飲食業界の活路とは?
世の中が新型コロナウイルスによって大きく変化し始めてから気が付けば3年目。度重なる緊急事態宣言やまん延防止等重点措置によって多くの業種で大なり小なりその影響を受けているかと思いますが、なかでも打撃を受けている業界として挙げられるのが飲食業界です。感染拡大と同時に時短営業やアルコール提供の中止を求められ、窮地に陥っているお店も少なくありません。
そんな中、札幌市北区麻生にあるデリバリー事業を始めた居酒屋さんが注目を集めています。それが、「でか盛り海鮮問屋」です。
いったいどんなデリバリー事業を始めたのか? 開業に至った経緯や、そのグルメが人気を集めている理由など「でか盛り海鮮問屋」を経営するベンチャーフードサービス株式会社の遠藤 久芳社長にお話を伺いながら、その魅力に迫りました。
「でか盛り海鮮問屋」、いったい何のお店?
インパクト抜群の店名の通り、「でか盛り海鮮問屋」は海鮮丼をデリバリー・テイクアウトで提供するお店。ただし、これが普通の海鮮丼ではないのです。なんと、シャリと厚切りネタを合わせて1杯あたり総重量1キロという超ボリューミーな丼なんです!
オープンするやいなや幅広い客層に支持され、デリバリーサイト「出前館」の月間ランキング1位に輝くほどの人気店となっている「でか盛り海鮮問屋」。実は、その開業の経緯にはコロナ禍が大きく関係しているそう。
今、海鮮丼のデリバリー・テイクアウト専門店を始めたその理由
すでに西岡や北12条にもフランチャイズ店舗がある「でか盛り海鮮問屋」は、麻生に本店をかまえています。実はその本店は、もともと「スポーツ居酒屋 REBLA(レブラ)」という北海道コンサドーレ札幌や各種スポーツを応援しながら飲食を楽しめる居酒屋です。
親子で生粋のコンサドーレファンという遠藤社長が、満を持して2021年4月に始めたスポーツ居酒屋「REBLA(レブラ)」ですが、この頃、新型コロナウイルス感染拡大により政府が全国を対象に緊急事態宣言を発令。「レブラ」も休業を余儀なくされます。
そこで、大手寿司チェーン店「銀のさら」で12年の勤務経験がある遠藤社長が「レブラ」存続のため考えついたのが、コロナ禍で需要が増えているデリバリー事業の開始。
「せっかくだから、よくある海鮮丼とは違う、『こうだったら良いな』を詰め込んだ海鮮丼にしよう!」と、贅沢な厚みの刺身ネタ、茶碗4~5杯分ものシャリが自慢の「でか盛り海鮮問屋」が生まれたのです。
人気上昇中!「でか盛り海鮮問屋」のオーダー数ランキングを発表!
さて、「そんなにデカい海鮮丼なら食べてみたい」と興味をそそられているあなたへ、ここで「でか盛り海鮮問屋」の人気メニューをランキング形式でご紹介!
20種類近いバリエーション(2022年3月時点)の海鮮丼の中から、栄えある1位を勝ち取るメニューとは?
寿司ネタの中でも特に人気であろうまぐろ・サーモン・ぶりを載せた「贅沢3種丼」が3位にランクイン。デリバリー業界で初めて羅臼町に認証されたという天然ブリは臭みがなく、脂のノリも最高です(※時期や仕入れ状況によって変わる場合があります)。
2位の「3種勝手丼」は、まぐろ・サーモン・ぶり・しめさば・ねぎとろ・ほたての6種類から3つのネタを自由に組み合わせられるのが嬉しい! 写真は「まぐろ・サーモン・ねぎとろ」を組み合わせた丼です。あれこれアレンジできるゆえにリピーターも多いのが「でか盛り海鮮問屋」の特徴。すでに50回以上注文しているお客さんもいるそう……!
そして堂々1位に輝いたのが、子どもから大人までみんな大好き「サーモン丼」! これでもかというほど厚みのあるサーモンが、シャリの上になんと15切れも載っている贅沢な丼です。これでお値段2,000円以下というから驚きですよね。
なお「でか盛り海鮮問屋」の海鮮丼は、今後も季節等に応じて新メニューが登場予定。常連さんも飽きることなく楽しめますよ。
今後の展開が気になる「でか盛り海鮮問屋」。新店オープンの予定は?
麻生本店の「でか盛り海鮮問屋」が軌道にのったことで、「コロナ禍に苦しむ飲食店を助けたい」と遠藤社長が始めたのが、「でか盛り海鮮問屋」のフランチャイズ展開。すでに発寒店・札幌北12条店、西岡店が営業していますが、これらのお店はそれぞれカレー屋やラーメン屋、餃子店という既存店に「でか盛り海鮮問屋」を導入しています。時短営業等で本業の売上げが落ちても、デリバリー海鮮丼でまかなおうというのが狙いです。
今、その趣旨に賛同する飲食店が続々と増えており、北海道内だけでなく全国からフランチャイズ出店の希望がきているそう。直近では2022年3月22日(火)に白石店、3月下旬にすすきの店のオープンが控えています。年内には北海道に10~15店舗展開し、2023年以降は道外にも出店を見込んでいます。
今後の展開がますます楽しみな「でか盛り海鮮問屋」ですが、遠藤社長は「フランチャイズ店舗を増やす目的は、『ビジネス』ではなく、あくまでも『人助け』」と話します。出口が見えないコロナ禍の中、「こういう状況だからこそ、できることを考える」と始めた海鮮丼デリバリー。それが、苦しんでいる多くの飲食店が生き残るためのツールになればいいというのが遠藤社長の願いです。
今回の取材を経て、「でか盛り海鮮問屋」が秘める可能性の大きさを感じるとともに、一消費者として1キロ海鮮丼の虜になってしまったわたし(ネタの美味しさも勿論ですが、シャリの絶妙な酸味、飽きのこない味に感動!)。一般的な丼では物足りない……というあなたも、家族や友人でシェアしながら食べたいあなたも、ぜひ一度「でか盛り海鮮問屋」の海鮮丼をデリバリーまたはテイクアウトしてみてくださいね。
〈「でか盛り海鮮問屋 麻生本店」各デリバリーサイト〉
「でか盛り海鮮問屋 麻生本店」はこちらです。